
題名そのまま。サンエックスに育てられた女がサンリオファンになるまでの経歴を当時の思考や年代ごとの好みの変化を紐解きながら振り返る。
子ども扱されたくなかった幼少期
母が買ってきたキティちゃんの電動鉛筆削り。キティちゃんが部屋のインテリアの一つとしていることに少し不満を持っていた。
当時小学生の頃の私は、キティちゃん=アンパンマンくらいのポジションで思っていたらしく、ハローキティのビビッドではっきりとしたデザインが、アンパンマンのカラーリングと似ていて子供っぽいなあと感じていた。
マイメロに似たモコモコした羊っぽいキャラクターの「マイスウィートピアノ」はご存知だろうか。マイスウィートピアノは全体的に優しい色合いで淡いピンクと茶色のデザインが特徴。キティちゃんはNGなのに同じサンリオのマイスウィートピアノ、マイメロはOKという謎の基準があった。
おそらく色合いで子どもっぽいか、ぽくないかを判断していたよう。


持ち物がなんであっても所詮子どもであるのは変わりない。
周りに溢れていたキャラクターたち
サンリオ以外にも周りにはたくさんのキャラクターが溢れていた。
- たまごっち
- ポケモン
- エンジェルブルー
- メゾピアノ
- お茶犬
- ウサコレフレンズ
- しずくちゃん
- 一期一会
- お菓子メーカーのキャラクター(アポロ、マーブルチョコ、カールなど)
- ウサハナ(サンリオ)
- コロコロクリリン(サンリオ)
- てのりくま(サンリオ)
- シンカンセン(サンリオ)
これらは友達が服や文房具など、グッズとして身につけていたキャラクターたち。(2002年~2008年代頃)
今でこそサンリオ人気のシナモロールやポムポムプリンを身につけている人はほとんどいなかった。ポムポムプリンは男の子向けなのか女の子向けなのかイマイチわからず。マイスウィートピアノ、マイメロはちらほら。私は小学校低学年の時、親が買ってきたウサハナの透明ビニール素材のプール用バッグを使っていた。実はウサハナちょっと恥ずかしかったよ、おかあさん。今思えば、小学生の頃なんて本人の好みで身につけていたかどうかわかんないよなあ〜。
突如現れた“脱力系”キャラクター
ビビッドな色・線がはっきりしている=張り切ってる=子どもっぽい
この式を自然と頭で展開してサンリオを敬遠していた、つきのっち(ガキ)はそれに当てはまらないゆるくてふわっとしたどこか抜けている“脱力系”キャラクターたちに出会う。それが
- タレぱんだ
- まめゴマ
- リラックマ
- こげぱん
- にゃんにゃんにゃんこ
- わんわんわんこ
- ちわわんこ
- みかんぼうや
- ソラネコ
- モノクロブー
- アフロ犬
このラインナップで
うわー!!!!なっっっっっつ。
と毛穴が開くのは圧倒的サンエックス。
このゆる〜くて、ほんわかして、たまに無表情なキャラが斬新だった。キラっキャピっとしてない感じが気取ってなくて手に取りやすかった。小学生の時はキャラクターがサンリオだとかサンエックスだとが全く気にしていなかったけど、持っていたメモ帳やファイルなどはサンエックスばかり。
あと、ウサコレフレンズってサンエックスじゃなくて“マインドウェイブ”っていう会社が出してるんだ。知らなかった。可愛いからバナー貼っちゃお。
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ゆるさとは垢抜けること
とにかくゆるくて力が入っていないほんわかしたキャラクターが大人っぽいものだと思っていた。そしてサンエックスには「食べ物」をキャラクター化したものが多かったので目新しかったのかもしれない。パンだったりみかんだったり、顔はネコ、体はたこ焼きのようにネコと食べ物が組み合わさった(ネコが食べ物の中に埋もれているようにも見える)キャラクターがいたり。
ただ、子どもっぽいかどうかに関わらず流行っていたことには間違いない。そしてキャラクターは友達とメモ帳やシールを交換しあったり新しい文房具を褒めあうときには中心にいて、コミュニケーションツールとして大きな役割を果たしていた。
タイトルの「育てられた」というのは「成長をともにする」という意味合いのほうが大きいだろう。

私でも簡単に描けそう!が大切
サンエックスのゆるさはキャラの個性だけでなく線にも現れていて、いわば「落書き」のよう。これが画力のない小学校低学年のお絵描き愛をくすぐる。
サンリオもそうだけど、ポケモンやドラえもんとかちゃんと描こうと思ったらすっごく難しい。線の数は少なくても「きれいな曲線とバランス」で作られたキャラはハードルが高い。
私はみかんぼうやのメモ帳を見ながらみかんぼうやの絵をたくさん描いた。上手く描けた覚えは全くないけど、ポケモンの塗り絵をトレーシングペーパーで写し描いて練習してた記憶はある。下手でもきれいな線は描いてみたかったらしい。
来たる「ゆる離れ」
環境の変化は好みの変化に現れる。
校則違反ギャル、超ジャニオタ、やたら声がでかいやつ。中学校にあがるとそれまで付き合ってこなかったタイプの人に出会う。自分の知り得なかった文化も混ざり合う。文明開花。
そこで私は「ゆるさ」から離れ、新たなキャラクターたちとも出会う…!!
<<②へ続く>>




